【小樽再発見の旅】まち歩きBコース「普段着の小樽 発見ツアー」を実施いたしました!
2024年10月5日(土)に、【小樽再発見の旅】まち歩きBコース「『普段着の小樽』発見 地域遺産の魅力満喫ツアー」が実施されました。
【本事業の目的】
国内有数の観光地として認知度が高い小樽市。
しかし定番の観光スポット(運河、観光商店街)を短時間で訪問し、別エリアに移動する通過型のマスツーリズムが中心となっています。
本事業では、近年の地域型日本遺産認定事業等により発掘された、観光客にあまり知られていないが市民に愛されている魅力的な建物や、
地元ならではの「小樽めし」、商店街の職人体験等を体験型観光コンテンツ化。
知られざる「ホンモノの小樽」の魅力を再発見し体感できる高付加価値まち歩きの新規造成ツアーです。
当日13時から、参加者18名とツアースタッフ、まち歩きプレミアムガイド・セミナー講師の高野 宏康氏と共に、南小樽駅からまち歩きを開始いたしました。
前日の大雨が嘘だったかのような晴天で、まち歩きには最適な環境の中、高野氏の解説を挟みながら 小樽のまちを散策しました。
当日のコースは、
南小樽駅→住吉神社→旧カトリック小樽協会・住ノ江聖堂→住ノ江火の見櫓→
→景星餅菓商→旧塩田別邸→みなともち→旧花園町会館→旧小樽組合基督教会→
→旧小樽無尽(株)本店
といったコースで、「埋もれた地域遺産」を再発見し、その魅力を満喫することができました。
「住ノ江火の見櫓」では、『火の見櫓の会』の早川会長と前田氏から、
取り壊しが予定されていた「住ノ江火の見櫓」をどのように守ってきたか、これからどのように守っていくか等の貴重なお話をいただきました。
「景星餅菓商」と「みなともち」前では、本事業企画Cコース・Dコースのプレミアムガイド・セミナー講師であり、
まち文化研究所主宰の塚田氏から「小樽の”餅文化”の昔と今」について解説をいただきました。
その後、「旧花園会館」の建物内を見学させていただき、
旧花園会館を保存・運営している「花園西四町会」の島会長と坂本副会長より当会館の保存に至るまでの経緯などをお話をいただきました。
最後に、「旧小樽無尽(株)本店」にて
本事業の「地域再発見コンテンツ造成実行委員会」実行委員長の中氏よりご挨拶をいただいたあと、高野氏によるプレミアムセミナーを実施いたしました。
プレミアムセミナー中には、ツアーコース内で紹介のあった「みなともち」の餅3種が参加者に振る舞われました。
約2時間半の行程の中で、参加者は「埋もれた地域遺産」の魅力を満喫することができ、盛況のうちに終了いたしました。
参加者の皆様ならびに、高野先生や塚田先生、ご協力いただきました「火の見櫓の会」の皆様、「花園西四町会」の皆様、関係者様に厚く御礼申し上げます。
今回のツアー内では、観光客にはほぼ認知されていない「埋もれた地域遺産」の魅力を体感することができました。
小樽の何気ない街並みには、一人で見て回ると気付くことができない発見がたくさんあり、取り壊される予定だった建築物を
持続可能な文化財として保存しようと住民が奮励努力してきた結果が、小樽の「宝」として まちの至るところに残されていることを再発見できました。
今後も小樽の観光資源を高付加価値コンテンツとして活用し、地域の持続可能な観光を造成することを目指してまいります。
本事業ツアー企画は残すところ「小樽再発見の旅 Cコース」のみとなりました。こちらは10月19日(土)に開催いたします。
また、「重要文化財カフェ」第3回・第4回は、11月10日(日)に行われる予定です。
(※定員に達しているため、両企画の新規申込は終了しています)
現在、両企画の準備を鋭意進めております。どうぞお楽しみに!