小樽に地ビールブームの火をつけ、運河沿いの倉庫軍をレストラン街へと一変させるきっかけとなった『小樽ビール』は、北海道でも2番目の平成7年にできた地ビール。ドイツのバイエルン地方と同じ原材料、同じ製法で伝統的なドイツビールを造り出している。芳醇な黄金色で軽くて甘い飲み口の「ヘレス」。まろやかな深みとロースト麦芽の風味を持つ「ドンケル」。爽やかなのど越しで、酵母によって造られるバナナフレーバーが独特の「ヴァイス」の3種類のレギュラービールがある。もちろんドイツメニューにぴったりのフードメニューも揃っている。
ビール名:小樽ビール
  ヘレス(5.0%)
  ドンケル(5.2%)
  ヴァイス(5.4%)
■小樽倉庫No.1
小樽市港町5-4  TEL0134-21-2323
営業時間 11:00〜23:00


 桜4丁目の高台にある日本最大級の大きさのログハウスは、ラーメンのじょっぱり亭を併設したビアレストラン小樽丘の上ビール。きれいな淡い黄色の「ピルスナー」は軽くキリッとした飲み口で、赤茶色の「ボック」は口に含んだ瞬間かすかに甘く、ほど良いコクとビールらしい味わいが楽しめる。4種類もの麦芽をブレンドして造られる「黒ビール」は、苦みの中にもキレがあり、ビールの深みを堪能できる。料理は、ホテルのレストランで腕をふるった経験もあるシェフがこだわって造り上げている。料理のおいしさに誘われて足を運ぶリピーターも多いとか。
ビール名:小樽丘の上ビール
  ピルスナー(5.0%)
  ボック(5.5%)
  黒ビール(5.0%)
■小樽丘の上ビール
小樽市桜4-10-1  TEL0134-52-2626
営業時間 11:00〜22:00

 北海道ワイン(株)が、定評のあるワインを下地に生かしつつ、おいしいフルーツビールを造り出すために加える高品質のビールを製造するために始まったのがおたるワイナリービール。小麦麦芽を50%以上使用した清涼感のある「ヴァイツェン」。ほど良い渋みと芳しい香りでコクのある「ヘレス」。カラメル麦芽特有の銅色が美しく、深みが持ち味の「アンバーエール」。いずれも妙なクセがなく、洗練された味。同社はあくまでメーカーなので、直営のレストランなどは所有してないが、小樽バインを始めとして、北海あぶりやき運河倉庫、パンキーナ、朝里川温泉のホテルなどたくさんの飲食店で楽しめる。
ビール名:おたるワイナリービール
  ヴァイツェン(4.5%)
  ヘレス(4.5%)
  アンバーエール(4.5%)
■北海道ワイン(株)
小樽市朝里川温泉1-130 TEL0134-34-2181
■小樽バイン
小樽市色内1-8-6 TEL0134-24-2800
営業時間 10:00〜22:30

 ここで飲める地ビールは、高島漁港にあるフィッシャーマンズ・ブリュワリーで造られている3種類。濃い紅茶色をした「モルトのときめき」は、上面発酵のいわゆる発泡酒で、フルーティーな甘味が特徴。明るい黄金色の「二人の夜明け」は、ポップがきいたキレのある味でドライ好みの人にも向いている。泡までも茶色い「夜のうらぎり」は、じっくり飲みたい濃厚な黒ビール。市販のビールにはない個性の強さと、それぞれにはっきりとした違いがあることで、つい飲みくらべてみたくなるが、アルコール度数が7%と高めなので、ご注意あれ。
ビール名:海鱗丸ビール
  モルトのときめき(7.0%)
  二人の夜明け(7.0%)
  夜のうらぎり(7.0%)
■海鱗丸
小樽市堺町1-27 TEL0134-31-5500
営業時間 11:00〜22:00


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