2024年10月22日
レポート

【小樽再発見の旅】まち歩きCコース「『小樽めし』を堪能するツアー」を実施いたしました!

2024年10月19日(土)に、【小樽再発見の旅】まち歩きCコース「市民に愛される『小樽めし』を堪能するツアー」が実施されました。

【本事業の目的】
国内有数の観光地として認知度が高い小樽市。
しかし定番の観光スポット(運河、観光商店街)を短時間で訪問し、別エリアに移動する通過型のマスツーリズムが中心となっています。
本事業では、近年の地域型日本遺産認定事業等により発掘された、観光客にあまり知られていないが市民に愛されている魅力的な建物や、
地元ならではの「小樽めし」、商店街の職人体験等を体験型観光コンテンツ化。
知られざる「ホンモノの小樽」の魅力を再発見し体感できる高付加価値まち歩きの新規造成ツアーです。

当日10時から、参加者19名とツアースタッフ、まち歩きプレミアムガイド・セミナー講師の塚田 敏信氏と共に、小樽駅からまち歩きを開始いたしました。
この日はあいにくの天気で雨の中のツアーとはなりましたが、塚田氏の解説を挟みながら 小樽のまちを散策しました。

当日のコースは、
小樽駅→小樽三角市場→小樽中央市場→若鶏時代なると本店→小樽梁川商店街→小樽都通り商店街→旧石川屋前→大八栗原蒲焼店 小樽都通り店→
→アイスクリームパーラー美園→洋菓子・喫茶あまとう→小樽サンモール一番街→小樽屋台村レンガ横丁→澤の露・新倉屋・館→小樽寿司屋通り→
→オステリア・イル・ぴあっと・ヌォーボ
といったコースで、「小樽の食の歴史」を再発見し、知られざる「小樽めし」の魅力を満喫することができました。

小樽中央市場では、小樽中央市場協同組合の数瀬理事長より小樽の市場の歴史や中央市場の成り立ちなどをお話いただきました。
また、本事業A・Bコースのプレミアムガイド・セミナー講師を務めた高野 宏康氏からも、「ガンガン部隊」を初めとした市場に関わる歴史を解説いただきました。
その後、中央市場で10分ほど買い物タイムが設けられ、参加者は中央市場を興味深く見て回ったり、買い物を楽しんだりしていました。

小樽中央市場協同組合 数瀬理事長(左)

高野 宏康氏(右)

小樽中央市場での買い物を楽しむ一行

梁川通り商店街にて

アイスクリームパーラー美園では、参加者にはアイス最中を試食していただきながら、
オーナーの漆谷氏より、アイスクリームパーラー美園の歴史と、それに付随する小樽の歴史をお話いただきました。
塚田氏からも、資料を用いながらより詳しい小樽と食の歴史が語られました。

アイスクリームパーラー美園 漆谷オーナー(左)

都通り・西川ぱんじゅう前にて

今は使われていない「洋菓子・喫茶あまとう」のメニュー表

サンモール一番街・レンガ横丁前にて

花園銀座一番街を歩く一行

新倉屋本店に残っている「街角蛇口(共用栓)」
(特別に許可を得て水を出していただきました)

最終目的地「オステリア・イル・ぴあっと・ヌォーボ」に到着後、本事業企画 地域再発見コンテンツ造成実行委員会の中委員長よりご挨拶をいただきました。
その後、塚田氏によるプレミアムセミナーが実施され、今回のツアー行程を振り返りつつ小樽の食文化や食の歴史について深掘りされた解説が行われました。

「地域再発見コンテンツ造成実行委員会」委員長の中氏(右)

塚田氏によるプレミアムセミナーの様子

プレミアムセミナーの後、前菜ののち「しりべしコトリヤード」が振る舞われました。
「しりべしコトリヤード」の試食前後には、ぴあっとの三輪オーナーシェフからこだわりの材料の紹介や、
「しりべしコトリヤード」という食べるスープを開発するに至るまでの歴史などが語られました。

当日振る舞われた「しりべしコトリヤード」

「オステリア・イル・ぴあっと・ヌォーボ」の三輪オーナーシェフ(右)

最後に、本事業A・Bコースのプレミアムガイド・セミナー講師を務めた高野 宏康氏から、
今回のツアー行程を振り返りながら高野氏が感じた小樽の食の歴史についてお話をいただきました。

約4時間の行程の中で、参加者は小樽の食文化や小樽の食の歴史を 五感を通して満喫することができ、盛況のうちに終了いたしました。
参加者の皆様ならびに、高野先生や塚田先生、ご協力いただきました「小樽中央市場」数瀬理事長、
「アイスクリームパーラー美園」の皆様、「オステリア・イル・ぴあっと・ヌォーボ」の皆様、関係者様に厚く御礼申し上げます。

今回のツアー内では、知られざる小樽の食と文化「小樽めし」を、歴史ストーリーとともに体感し、小樽の食と歴史の魅力を再発見することができました。
歴史の中で発展と変化を繰り返してきた小樽のまちに目を凝らすと、どのように小樽が発展し、変遷の中で人々の生活にどんな食文化が根付いてきたかが見えてきます。
人々の生活を食文化が支え、食文化をまた人々の生活が支えていく ー その食の歴史の奥深さを、
実際に店舗内を見学・試食をしながら五感を使って深く体感することができたツアーになったかと思います。

これにて、「小樽再発見の旅」のまち歩きツアー企画は全企画が終了いたしました。
参加者の皆様やスタッフ・ツアー企画にご協力いただいた皆様に、改めて厚く感謝申し上げます。
本事業では、全企画を通して「ホンモノの小樽」を体感できるような観光資源を造成し、
参加者の皆様により深く小樽を知っていただき、五感を通して楽しんでいただける高付加価値まち歩き体験ツアーを実施することができました。
今後もさらに内容に磨きをかけて、参加者により満足していただけるような 知られざる観光資源体験を発掘してまいります。

本事業最後の企画「重要文化財カフェ」第3回・第4回は、11月10日(日)に行われる予定です。
(※定員に達しているため、新規申込は終了しています)
こちらの準備は鋭意進めております。どうぞお楽しみに!

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